なぜなら、そもそも両親が揃っているのはソジン、ジオ、ドンスだけで、グク、ジェギョンは孤児、ジノン、テウン、マンス、ジュウォン、イ・サンは父親死別(ジソクやフンは不明)と、平均的な家庭ではない物語が多い。*ヒョンビンの特性
この中で、親子の相克が描かれているのは、恐らく、ソジン対父、ジノン対母、ジュウォン対母、ジオ対父、ドンス対母で、どちらかというと息子対母の場合の方が多い。*これもヒョンビンの特性
親子の相克で、互いに同姓である場合と異性である場合とは、争い(闘争)の激しさが異なる。同姓で争う場合の方が熾烈だ。父息子・母娘の相克。おそらく動物の本能だろう。そういう観点から、ハジナでは「ソジン対父の相克」に注目している。
ちなみに、「財閥親(1世)対子どもの相克」という観点から見るなら、ソジン対父、ジノン対母、ジュウォン対母、(ボラ対父)があり、キャラクターを財閥御曹司に設定すると、どうしてもマンネリ化が避けられないような気がする。争いのパターンが基本的に同じだから、どこかでみたような場面という印象がぬぐえないような気がするのだ。
HAJINA第3回 中国語字幕付き画面3 あらすじ(3-3)がロビンとソジンの両親が5年ぶりに再会する場面だが、その少し前の両親夫婦の会話が興味深い。
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母:カン博士が良い治療法を見つけたから、待ってください。
父:ロビンが出て来なかったら、そうしても良かった。しかし、一度出てきたら、バイタルが上がることとは関係なく、時を選ばず出てくることは知っているだろう。

父:問題が出るたびに、株式市場にうわさが回ってるのを知らないのか。ソジンの病気が知れたら、どうなると思うんだ。
母・:それでもカン博士を探しているから、ひとまずは前のようにしっかり隠して。






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一番最後の母親の言葉「ソジンを追い出すことができなことは、あなたもわかっているじゃありませんか」
あなたは、ソジンに問題が起こるたびに、口ではソジンを追い出すというけれど、そうできないことはあなた自身がよくわかっているはずだ。なぜならソジンはあなたの息子であり、あなたが事業を継がせたいと思っている大切な後継者だから。
ソジンの父は、もしかしたら、ソジンを化け物扱いする世間の容赦ない誹謗や中傷から守ってやりたい気持ちもあって「ソジンを追い出す=世間から隠す」と言っていたのではないだろうかと、今回はなぜか子どもを守ってやりたいと思う父親の気持ちを感じるのだ。
妻にも息子にも面と向かっては言えない。照れくさい気持ちもあるだろうし、何よりもソジンはもう大人だからだ。だから、よけいにそういう気持ちを表すことはできない複雑な父親の気持ちを感じるのだが・・・。
ソジンの父はいつもアメリカ行きの航空券を用意して、ソジンに「出て行け」と命令するが、それが強硬手段で実行されたことがないのも事実だ。(苦笑)
鼻が低い、低いと言われて、私が肩身の狭い思いをしていたIくんをじっくり観察。
私より、お嫁さんのお父さんに目鼻立ちが似ているような気がして、ほっとした。(((^^;)
皆で昼食後、娘の運転でドラッグ・ストア―や古本屋を周り、久しぶりに娘との会話を楽しむ。
彼女が探していたイタリアの何とかいうパスタの話から、料理の話になり、彼女がこう言った時には「まさか!」と嬉しかった。
彼女はこう言った。
「お母さんの料理は、私の中では上の下のランクだ」と。9段階評価の上から3番目とは!
料理が上手で、一時シェフになろうかとも思った彼女は味覚嗅覚が鋭くて、匂いと味にうるさい。
うるさいだけでなく、自分でも3食を完璧に作って自炊している。
外国旅行の際には、現地の料理本を買ってきて、レパートリーを広げている。
この前行ったポルトガル旅行で食べた料理の写真をスマホで説明しながら見せてくれる。彼女がお土産に買ってきてくれたポートワインは今までで最高の味だった。わざわざワイナリーへ行き、試飲して買ってきたのだと言っていた。
そんな料理と味にうるさい彼女は、家に居る時は私の料理を「お母さんの料理はエサだ」と酷評していたが、いつのまにか「上の下」に格上げになったらしい。
評価が変わった理由を聞くと、友だちのお母さんの手料理をあちこちで食べたら、あまりにも不味かったので、もしかしたら、うちのお母さんの料理はそんなにひどくなかったのかもしれないと思い直したのだと言う。
いろいろ我が家の定番料理をあげて、これらが無性に食べたくなる時があると言っていた。
私は家庭的なことや女らしいことに興味がなくて、友だちから「お前のお母さん、めっちゃオーラが出てるやん」とか言われてイヤだったっと愚痴ったこともあったが、あなたと私は一卵性双生児のようなもの。
オーラが出まくってるのは今やお互いさま。(笑)
娘の作る料理の数々を聞いて、思ったこと。
娘の料理をヒョンビンに食べさせてあげたい!!
だから、もう一度立候補。
ヒョンビンのお嫁さん候補に我が娘を~!(((^^;)
今朝、起きて見た時もおチビちゃんはまだ巣の中に居た。
洗濯物を干しながら外を見ていたら、先に巣立ったお兄ちゃんたちが電線に集まって来ているのに気がついた。



親ツバメと子ツバメのツーショット

うちの親子ツバメだけでなく、何だか、ご近所のツバメ連中が一斉に集まってきたような賑やかさになる。

もしや今日が群れを作って一斉に南に向かう旅立ちの日なのではないかと、あわてて玄関に出て見た。
親ツバメが巣の中の子ツバメのところへ行く。

夫は、「大丈夫、今日やない。だって、まだ最後の1羽、飛ばれへんやんか。たぶん、明日やろ。」と言うので安心していたら、お昼に「もう最後の1羽もおらんようになってしもたわ」と・・・。
やっぱり、今日が旅立ちの日だったんだ!それでお兄ちゃんたちやご近所さんが誘いに来ていたのだ。「さあ、一緒に出発しよう~」と。
最後のおチビちゃん、まだほとんど飛ぶ練習していないのに、長旅、大丈夫だろうか・・・。
また来年も帰っておいでね~♪
待ってるよ~♪ 楽しいひとときをありがとう~♪
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追記:なぁ~んにも知らなくてごめんなさい。(((^^;)
南の国へ旅立つのはまだまだ先で、しばらくは電線に止まって、
母ツバメからえさをもらって暮らすのだそうです。
だから、まだお別れではなかったよ!
表面的・間接的には「ロビンの引き金はハナだ」と言えるかもしれないが、根本的・直接的には「ロビンの引き金はソジンのハナ(もしくは誰か)を助けたい、助けてあげたいという意識」だったのではないかと思うのだ。
前回は台詞がわからなかったから気がつかなかったが、1話で、すでにカン博士が言っていた。ソジンの罪悪感から生まれたロビンと。
カン博士のこの言葉は、物語の後の展開を見ないと理解できない言葉だった。
ロビンの引き金は「ソジンのハナ(もしくは誰か)を助けたい、助けてあげたいという意識」だったのではないかと感じたのも、すでに一度最終話まで見ているから、そう感じたのだと思う。
なぜ、15年前のあの時にロビンが現れたのか。
それは22年前の誘拐事件と密接に絡み合っているのだろう。
15年前のこの時、自殺しようとする自分を身を挺して助けてくれた人を見て、ソジンは誘拐事件の時の自分を思い出したのだろう。自分が助かるために、助けを求める友人の手を振りほどいて逃げた自分がフラッシュバックしたのだろう。




15年前のこの時、彼は本当に心の底から「今度はこの助けを求める手を見離したくない。助けたい!助けたい!何とか助けさせて!」と強く願ったことだろう。
そのストレスが、日頃、辛い現実逃避のために、空想の世界で作り上げていた自分とは正反対の「憧れの助けるロビン」を、ついに別人格として分離し、産み出したのではないだろうか。
ところで、現実問題として、運動能力センスがゼロの少年ソジンが、一瞬にしてスーパーマン少年に変われるか?という疑問に対しては、統合失調症になってやせ衰えた義母が、まるで火事場の馬鹿力のような超人的な力で、体重が倍近くあった私を引きずって飛びだそうとした過去の不思議な経験を思い出すと、Yes!と答えざるを得ない。(苦笑)
5年間の空白を経て、再びロビンが現れた今回はどうだろう。
ロビンは言う。
ク・ソジンじゃないなら誰だ。
知っているだろう?俺は自分勝手には出て来れない。
俺の勝手にできるなら、5年間どうして出て来なかった?
認めたくないが、ソジンが俺を求めなければ、自分は出て来られない。
つまり、誰かが直接ロビンに働きかけて、出てくることはできないのだ。
ソジンのハナを助けたいという意識が、ロビンを再び眠りから目覚めさせたのだろう。そういう意味では確かにハナが「引き金」とも言えるのだが、あくまでもソジンの意識が先にあるのだということに前は気がつかなかった。
なぜ、ソジンはハナを助けたいと恐らく無意識に思ったのか。
それは彼が見た夢と関係があるだろう。
自分なら、自分の命を危険に晒してまで他人を助けるようなことはしないのに、MSPが150を超えたから、あの時、誰かを抱きかかえるようにして助けたのは自分なのか?・・・という既視体験のような不思議な夢。
それと、直前のゴリラ事件で、助けを求める女性の手にかみついて女性を突き飛ばし、安全なところに逃げた醜い自分の動画を見せられたこと。
この「助けたい自分」と「助けたくない自分」が、いつになく彼の中で密接に絡み合って沈殿していた時に、病院でハナの悲鳴と誰かに追いかけられる様子を見て、自分もとっさに逃げたが、彼の心の中では「助けたい自分」と「助けたくない自分」の葛藤が起こり、ストレスが極限に達して、MSPが150を超えて苦しみ出し、思わず、助けを求めるハナの手を振りほどき、突き飛ばし、エレベーターのドアを閉めた。が、後で、屋上から突き落とされようとするハナの助けてという心の声を聞いて、「助けなければ!」と強く願ったことがロビンを産み出したのではないだろうか。(*自分勝手な想像)
ゴリラの場面でロビンが現れなかったのは、このことに起因するだろう。
ソジンとハナが15年ぶりに再会したのがあの場面で、ソジンはバイタル異常をていしてエレベーターの時と同じように苦しみ出すが、ハナが危険だったわけではない。だから、ロビンが現れなかった。
いずれにせよ、ロビンはソジンが呼び求めなければ自分は出て来られないと言いながら、ソジン以外の誰かが俺を呼んだから、出てくることができたのだと間違って解釈する。
無意識に・・・。
たぶん、心の奥底ではもう自分に助けを求めないソジンに代わる自分の存在意義を持ちたかったのではないだろうか。
そうして、自分勝手に理解した3話の展開を記録していた。
HAJINA第3回 中国語字幕付き画面1 あらすじ(3-1)
HAJINA第3回 中国語字幕付き画面2 あらすじ(3-2)
HAJINA第3回 中国語字幕付き画面3 あらすじ(3-3)
HAJINA第3回 中国語字幕付き画面4 あらすじ(3-4)
HAJINA第3回 中国語字幕付き画面5 あらすじ(3-5)
読み返してみて、まあ、大筋ではまちがっていなかったと思う。
しかし今回、3話を見直して、前回は見落としていたいろんなことに気がついた。
先ず、ソジン、ロビン&ハナの三角関係は、ハナの少女時代の恋と勘違いから始まったということ。
15年前、サーカス団にいたハナは天使の橋で、自殺しそうな少年ソジンを毎晩、影から見守っていた。そしてたぶんその時に心傷ついた少年のソジンに恋をしてしまったのだろう。
ハナが絵コンテを書きながら、当時を振り返る場面。











毎晩、ある少女と少年が橋に来ていました。
サーカス団の少女と自殺したい少年。
足を浮かしたらどうしよう、飛びこんだらダメよ、良かった。
そんな風に少女は少年を見ていたのだった。
そして最後に、こう言っている。
「私が助けたかったのに、助けられてしまった」と。
ハナはたぶん困っている人を見過ごせない、元々他人を助けてあげたい性格だから、15年前の少年ソジンを助けたいと思ったのだろうか。
ただ単に助けたいだけなら、「毎晩毎晩、隠れて見守る」ようなことはしなかったのではないか。気がつかないうちに、彼に恋する気持ちが芽生えていたのではないだろうか。だから、助けられた後も、彼に再会したいと願っていた。
少女ハナが何とかして助けたいと願っていたのは少年ソジンだったが、ハナが助けられたのは少年ロビン。この2人が多重人格だったとは、当時のハナは知る由もない。彼の手がかりは「助けるのが僕の性格」という言葉とネックレスだけ。
こういう前提のもとで、15年ぶりにロビンに再会したので、ハナは15年前に自殺しようとして自分が助けてあげたいと思い、探し求めていた少年がロビンだったと勘違いした。
さらに、ロビンは恋に落ちるのにふさわしいロマンティックなイケメン男性だったから、あっと言う間に一目惚れしてしまったのだろう。
前に見た時は、ハナは助けられた後に、助けてくれた少年に恋をしたのだと私は思っていた。
そうではなくて、自分が助けたいと思っていた少年に恋をしていたのではないか、と気がついた。
そして、彼はカン博士から仕入れた催眠の知識をハナに(得意げに?)披露する。
「催眠は、マジックでも前世体験でもなく、ましてや遊びでもない。催眠は科学だ」と。
そう認めながら、彼は自分の病気を認めたくない・受け入れたくなかったから、自分からは受診しなかったのだろう。
1話で、カン博士が「最初に受診したのはロビンで15年前」と語っているのが面白いと思う。
DIDのことはよく知らないが、ふつう、こういう場合は主人格が最初に受診するものだと思う(*別人格での行動に記憶がないから・・・)のだが、ロビンが受診して、それに引きずりだされるようにソジンも受診せざるを得なくなったのだろう。(苦笑)
ロビンは催眠に(簡単に?)かかるが、ソジンは催眠にはかからない、もしくはかかりにくいと、後に語られる。
あやとり博士が確かハナに言っていた、催眠には両者の信頼関係が必要だと。
ならば、ソジンが催眠にかかりにくいというのは、ソジンは治療を受けながら、カン博士を信頼してはいなかったともいえるのではないだろうか。
おそらく彼は事件後、誰とも信頼関係を築けなくなっていたのではないだろうか。
ふと、ライムがジュウオンに言った言葉を思い出す。
あんたは何人の記憶に残っているの?あんたの代わりに腕を折って頭にケガをしても無事でよかったと笑ってくれる人は何人いるの?
主治医とも信頼関係が築けないから、彼はすがりついたのだろう、お祓いや宗教や霊験あらたかな品々に。