また5/2から田舎に帰るつもりだが、この間、父の容態が急変しないことを祈るばかりだ。
心筋梗塞の手術をしたと言っても、それでOKと言うわけではないことを思い知らされている。父はまだ集中治療室のベッドの上で、座ることしかできない。
今回の急性心筋梗塞以前にも、本人が無自覚の「無痛性心筋梗塞」を繰り返していたようで、すでに壊死している部分があり、心臓の機能がかなり衰えていることがわかった。不整脈も出るようになっていて、減塩が言い渡されている。腎臓は今のところ正常に動いているから水分の制限はないが、心臓の状態によっては水分が制限されるかもしれないとのこと。心臓に負担がかかるため、術後、しばらく排便が禁止されていたら、今度は便が出無くなった。
父は、十数年前に一度腸閉塞を患っている。そのとき以来、十数年間ずぅ~と下剤を毎日服用して排便していたのだが、その習慣を3日ほど止められたら、今度は便が出なくなり、腹部がかなり膨張して、このまま出なかったらどうなるのだろうか・・・と心配していた。いろんな手だてを尽くして、昨夜、ようやく便が出たと連絡があり、ホッとしている。これで、一つの山は越えたかもしれないと喜んでいる。
心筋梗塞のほかに、昨年から患っているパーキンソン症候群、糖尿病、胃ガン手術時の縫合不全が原因の(?)腹部ヘルニアなど、いろんな病気が交錯して、治療のさじ加減が難しいようだ。
中でも、パーキンソン症候群の治療薬が心臓に良くないらしくて、一時中止されていたが、飲まないと体の動きが悪い(食事も食べられない)ので、薬を減量して再開された。
通常なら、1週間と言われる入院期間を当初は2週間、連休明けぐらいに退院予定と言われていたが、次から次へと問題が起こってきて、未だに集中治療室から出られない。
父が入院手術を受けた綾部市立病院は、小さな田舎町の病院なのに、大都会大阪にもないぐらいすばらしい病院だった。おかげで、父は先端医療の治療を受けることができた。妹の旦那がテルモに勤めているが、父が手首からのカテーテル手術を受けたと聞いて、「この手術ができる病院は全国でそうざらにあるものではない。」と感心していたと言う。
手術だけではなく、病院の施設・設備も患者本位で、患者の付き添いも十分くつろげるようになっている。この5日間、母の代わりに昼食時から夕食時まで、父の世話に付き添っていたが、集中治療室だから、長時間居続けることはできないが、合いの時間は食事室や談話室などで読書をしたり、持ち込みのお弁当を食べたりと、ゆったり過ごせるように配慮されているから、ホント助かった。ここでは「付き添いの居場所が無い」ということはない。
私の実家は病院がある市内からかなり離れた山奥にあるので、今まで病院通いがたいへんだったが、なんと、病院が始発・終着の「あやバス」が格安料金¥400で利用できるようになっていて、驚いた。朝から夕方まで、1時間に1本運行している。午後6時45分が最終だが、何とか夕食の世話を終えて、この最終バスに乗り込めば、家に帰り着くのが午後7時半。昔のことを思うと、夢のようだ。もちろん昔は綾部市立病院もなく、この病院ができたのは平成2年。
綾部市に住んでいることを誇らしく思えるほどに、市は変わっていた。
まだまだご心配でしょうが、頑張ってくださいね。
dandeさんのお体もご無理なさいませんように。
うさぎ屋
貴女の熱心な介護が、功を奏したのでしょう。でも退院するまでは安心は出来ても、油断は出来ませんね。お大事にm(__)m