普通、人は、PCは「手段・道具」であって、「目的」ではないことが多い。
PCを道具として、様々なアプリケーションを駆使して、何かを成し遂げために使う。
でも、私はどちらかというと、PCは「目的」タイプかな・・・。
アプリケーションを使って何かをすることではなくて、PCのカスタマイズやトラブル解決、メンテナンスなどの作業が一番好きだからだ。
表示文字のサイズやボタンの大きさ、バーの表示、色など、お仕着せの設定を自分好みの便利で使いやすい設定に変える作業が大好き。
より高齢者向けの表示や設定を別のアカウントで追求して、高齢者の方にはそちらで見ていただいたりすると、「こんなに文字が大きくて見やすくできるものなのですか!」と驚かれることがよくある。
PCは、ユーザー補助やカスタマイズで自分に使いやすいように設定を変えられるのに、その方法を知らないで、若者と同じ設定で使っておられる高齢者の方を見ると、お気の毒になる。
うまく起動しなくなったPCを預かって、トラブル解決するのも好きだ。
フォーマットしてみたり、リカバリしてみたり、とにかく解決できたときが一番うれしい。だから、SOSがあるとすぐ飛んでいって、上がりこんで、一日中居座ってしまうが、私にとってはそれは至福のひとときなのだから、あまり気を使わないでほしい(笑)。
メンテナンスとセキュリティにはオバチャンにしてはかなり自信がある。そういう意味では、少しオタクっぽいかもしれないなあ・・・。
不思議なことに、機械ものでうまく扱えるのはPCだけで、車や携帯、CDラジカセなどではよくお手上げ状態になる。
昨日も、ストーブを消して仕事に出かけようとすると、娘が「お母さん、ストーブは消火ボタンを押して消してや~」という。
私は、消火とは、どのストーブでもつまみを消火の位置にまでスライドさせたらいいのだとばかり思っていたので、そう娘に言うと、「ストーブによって違うんや!3Fのストーブはつまみを回して消火するタイプやけど、これは消火ボタンがついてるやろ!こういうタイプは、このボタンを押さな、完全には消火できひんのやで!!」と怒られた。
それで、ようやくわかった。娘や夫がストーブに給油するときに、「ガチャン!」と大きな音を立てていたのが・・・。あれは、消火ボタンを押してから、給油してたのか・・・。
私はこのストーブを使い出してもう4年近くになるが、一度も消火ボタンなど押したことがなかったので、どうして、夫や娘があんな音をたてるのか、ずぅ~と不思議に思っていたのだった。