女性がうちの教会の信者さんで、相手の男性は京都の教会の信者さん。
ともにクリスチャン同士で、ボランティアを通じて知り合ったという。
女性は、まるでフランス人形かと見間違うほどの人目を引く美人で、
私が初めて見たときは、確か彼女は高校生だったと記憶する。
当時は、衣装もファッションモデルのような最先端の服を着て、
髪の毛も金髪に染め、ファッショナブルにデザインしてあって、
教会には場違いに思えるほどの絢爛豪華(笑)に圧倒されて、
私には、彼女は忘れならない存在になった。
当時の外観は、ギンギンに突っ張っている・・・という感じに見えた。
偶然、隣の席に座ったときに、年を尋ねたら、息子と同じ歳だった。
その彼女が美しさは変わらないけれど、
年とともに落ち着いた感じに変わり、髪の毛も金髪から普通の色に戻ったとき、
別人のように思えて、思わず声をかけたことがあった。
彼女は、ただ微笑んでいた。
今日、私は新郎になる予定の男性の真後ろに座った。
斜め前に新婦になる彼女の後ろ姿が見える席で、彼女を祝った。
教会では、婚約式は礼拝の中で行われるので、
もう何組もの婚約式に立ち会ったことになる。
ここで、婚約を済ませた2人が結婚して、
やがて赤ちゃんが生まれて、その赤ちゃんが教会学校に通うようになる。
確実に信仰が継承されていく恵みと祝福が、教会の婚約式にはあるような気がする。