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保険が満期を迎えるお年頃

夫が今月で70歳になり、夫名義の各種保険がめでたく満期を迎えることとなった。

掛け始めた頃は、満期を迎えるまで気が遠くなるほど長いなぁ...と少々憂鬱だったが、あっという間に年月が過ぎ去ったことを思い知らされて、人生の短さにショックを受けている。

毎月の掛け金を捻出しなくてもよくなったのはうれしいが、生活に張りが無くなり、気が抜けたような空虚感を味わっている。

子育てや双方の両親の介護も終わり、小遣い稼ぎの仕事も退職して、私は若い頃に夢見た"毎日が日曜日の生活"だが、持病のせいで老化が早く、人の常とはいえ、忍び寄る”老い”に半分怯えながら暮らしているとも言える。コロナ禍で思い描いていた海外旅行三昧もできなくなり、生きる目標を見失っている。


夫は定年後、週4日ほどの再雇用を2か所で繰り返したが、今の職場は昨年、市長が交代したことを契機に、人員が削減され、特別職が事務をしなければならなくなったので、もう辞めようかと思っているそうだ。

以前から、「幸い、年金で暮らしていけるから、身体がしんどくなったら、いつでも辞めてくださって良いんですよ」と伝えていたが、ついに夫も仕事を辞める日を迎えるのだと思うと、淋しいものだ。結婚以来、45年間続けてきたお弁当作りもお終いになる。

仕事を辞めても、彼は他に3つほどアルバイトを持っているし、研究も続けるから、夫の場合は、若い頃夢見た”晴耕雨読の日々の生活”に入ることになるのかな。

2児を出産後、30歳で私がSLE(全身性エリテマトーデス)を発病して、想定外の人生を送ることになり、夫にも苦労をかけたが、これからの残りの人生、健康に留意して、”晴耕雨読の日々”を満喫してほしいと願っている。


by dande550213 | 2023-08-18 21:43 | 雑感