午後から、フエの王宮行き、明日のツアーではたぶん見られないところを見ておいた。
その帰り道、もう5時半も過ぎて、辺りは薄暗くなったのに、宿まで徒歩30分。気ばかり焦るが、Googlemapさんは行きとは違う道を指示する。
指示通りについて行ったら人気の無い裏道でおっちゃんに声をかけられ、振り切るように小走りに…。
ようやく宿まで後5分の所までたどり着き、ここまで帰ってきたら大丈夫。なんか腹ごしらえでもして帰ろうかととある食堂に立ち寄った。
そこはおもてに写真入り英語併記のメニューがあり、外人さんグループが食べていたので、まあ安心かな…と。
手持ちのドンがあまり無いので、ドル払いでもOKかと聞いたら、大丈夫だと言う。
30000ドンのフォーがドルではいくら?と聞くと、4ドルと言うので、高いと言ったが、笑っていた。
フエ宮廷骨董博物館で絵はがきセットを買ったとき、20000ドンが1ドルだったのに…と思いながら、手持ちのドンを減らしたくないので、4ドルで応じることにした。
しかし、食べながら考えた。
いくらなんでも高い。これなら、手持ちのドンを使った方がマシだ、と財布を探ると、50000ドン札があったので、これで払ってお釣をもらうことにした。
勘定の時に、ドンがあったから、やっぱりドンで払うわ~と言って50000ドンを出したら、店の金庫番してる婆ちゃんに「ドルやなしに、ドンで払うってゆうてる」とか言って、婆ちゃんからお金をもらって、私に10000ドン渡して、「OK?」というから、「Noー!トウェンティ!!!」と声を荒げた。
そしたら、また婆ちゃんの所へ行って、お金をもらい、「ワン、ツー、トウェンティ、OK?」と平気な顔で言うから、使用禁止の古札やないかじっくり確かめて、憮然と店を出た。
ほんまにもう、油断も隙もありゃしない。