ハジナとシチュエーションや展開が似すぎている。((+_+))
8話 主人公の忠実な秘書さんのこの言葉。
ハジナが始まる前に、盗作騒ぎがあったが、後から放映されるハジナの原作者が盗作訴えを出した気持ちがよくわかるほど、似すぎているのにビックリした。まさか、こんなに似ているとは思わなかった。
盗作云々の実際はどうなのかは藪の中でわからないが、どうしたらこんなに似るのかと思うほど似ている。
もちろん、扱う素材がDIDということで同じなので、必然的に似通った内容・展開になる可能性があるとは思うが。
8話までで、似ているところ。
主人公がDIDで、財閥御曹司。財閥の主(祖母)は専制君主で財閥経営のことしか考えない強い人。そんな祖母に主人公はビクビク。後継者争いをする従兄弟(?)がいて、主人公の病気を嗅ぎつける。主人公は子どもの頃に何か事件があり、DIDになる。主人公には忠実な秘書がいて、彼を助ける。副人格の方が先に女主人公を好きになる。副人格は女主人公に自分が呼び出されたように感じる。
女主人公は、副人格の方を先に好きになる。女主人公は主人公に同情する。彼女は主人公の家で同居することになる。
異なるところ。
主人公には多くの副人格がいる。副人格の中心が暴力的な人格で、まさにハイドであること。このハイドが主人格に取って代わろうとすること。人格の交代は時間と場所を選ばず、突然起こること。だから各人格ごとの携帯を所有せず、必然的に主人格の携帯を共有することになること。
女主人公にも秘密があって、それがどうも主人公の秘密に絡むような感じ。女主人公には彼女に思いを寄せる兄がいる。この兄が推理小説作家で、どうも主人公の実家の過去の事件を調べているような感じ?
今、思うつくだけあげてもこんな感じ。
これじゃ、後から放映されたハジナを見た視聴者は”「キルミーヒールミー」の真似だ”と感じるだろう。
私は逆に見ているから、つまりハジナを先に見て、「キルミーヒールミー」を後から見ているから、逆に「ハジナの真似では?」と感じてしまう。既視感で興ざめになってしまう。
テーマが同じで、シチュエーションと展開まで似た作品が、一方が先に、一方が少し後に同時間に放映されたらどうなるか、おのずとわかること。少し遅れて放映されたハジナは一溜まりもない。
ただ、DIDの描き方は異なるし、はっきり言って、脚本としては「キルミーヒールミー」の方が優れている。演出もサスペンスとラブコメ。ファンタジーの要素がないから、現実的でこちらの方が大人のドラマ。違和感なく、「キルミーヒールミー」の方がぐいぐい引き込まれていくのは事実。
そして何よりも、女主人公オ・リジンを演じるファン・ジョンウムの熱演がすばらしいから。