15世紀末のポルトガル、あるいはスペインが起源とされるイベリア半島起源の舞曲。
この曲を初めて聴いたのは、FM-NHK毎朝6:00~6:55に放送されていた「バロック音楽のたのしみ」だった。
この番組で、初めてバッハとバロック音楽を知り、やがてルネサンス期の舞踏曲やヴィオラ・ダ・ガンバ、リュートなどの古楽器に興味をもつようになった。
マラン・マレーの「スペインのフォリア」はテープに録音していたが、もうそのテープは残っていない。
それでYou Tube で探したら、あったが、このフォリアに基づいた作品をいろんな作曲家が残しているのを知って、これらを全部DLして、「フォリア集」として1枚のCDを作ってみた。
私が昔聴いて虜になった「マレー」の他、「コレッリ」「ヴィバルディ」「バッハの息子のカール・バッハ」「リスト」「ラスマニノフ」など。中でも驚いたのが映画「アマデウス」で一躍有名になった「サリエレ」
彼もフォリアに基づく作品を残していて、それがまた良いのだ。モーツアルト時代とサラ・サーテのチゴイネルワイデンを彷彿させる。すっかり好きになってしまった。
サリエレ、アマデウスでは悪役だったが、彼も才能豊かな作曲家だったのだと思った。
*ちなみに、アマデウスで描かれているモーツアルトは明らかに発達障害ではないかと思う。歴史上に名を残した天才や芸術家の多くは、今でいう発達障害のような「異才の持ち主」だったのではないかと思う。
マレーとサリエレのスペインのフォリア。
Marin Marais | Folies D'Espagne | Jordi Savall
You Tube Mark Davies さんより
Antonio Salieri : Variazioni sull'aria La Follia di Spagna (extrait)
You Tube Le Lutin d'Ecouve さんより