カメラや撮影の仕方は知らないが、「雪の女王」では日常の場面でも、上から下を見下ろすような俯瞰的な画像や逆に低い位置から上向き加減の画像などがあって、変化に富んでいる。
中でも足元の画像が多用されているのが特徴だと思う。少し例をあげると、こんな感じ。
足元が映るのは、テウン(ドック)とボラだけのような気がする。
一番多いのは、テウン(ドック)のトボトボと歩く足元が映って、その足が止まり、テウン(ドック)の全身が映し出されるパターン。テウン(ドック)の心情をよく現わしている。
歩幅は極端に小さくて、まるで足を引きずって歩いているようにも見える。また当時のファッションだろうが、ジーンズの裾が地面を引きずっている。
テウン(ドック)は、立ち姿も少し猫背気味で、ボラの背筋がまっすぐに伸びているのとは対照的。最初、ドックがボクサーだから猫背気味なのかなと思ったけれど、よく見たら、高校生のころからテウンは少し猫背気味。ハジナのソジンやキムサムのジノン、アイルランドのグクは背筋が伸びていたが、クサセのジオは少し猫背気味だった。SGのジュウォンはその中間かな?これもヒョンビンの演技だと思うのだが。
ボラは、ほとんど全場面で外出はハイヒール。だからカッコいいが、そのヒールの高さに合わせたズボン丈の時は、靴を脱いだ家の中では裾を引きずった感じになるのが面白い。
それにしても、ソン・ユリはあのハイヒールで滑走路をよく走ったものだと感心する。(大笑)