サムスンの時もSGの時も、徹夜でDVDを見るような荒っぽい真似はしなかったけれど、「雪の女王」は丸半日以上PCの前に座って、見てしまった。(苦笑)
以前1話だけを見ていて、その時のオープニング場面でテウンがラップランドで後追い自殺する場面があったが、最終話で、あれはボラの夢の中のシーンだとわかった。(苦笑)
ボラの看護に付き添っている時に、「もし彼女が死んだら、神さま、お許しください、。自分も共に行くことを・・・。」というようなテウンのモノローグがあり、ボラの死後、アメリカに留学する予定のテウンがフィンランド行きの片道航空券を買ってラップランドまで来た時は、冒頭の自殺場面を思い出して、やっぱり・・・と悲しくなったが、実は・・・と、最後で少しヒネリ入る程度で、ストーリーの展開はほとんど予想できるほどシンプルで、次々続きを見たくなるようなスピード感があって、退屈しない。つい、引き込まれて、ズルズルと見続けた、という感じ。
ボラの介護の場面が少し冗長だと思った。意識不明に陥った後で、テウンの願いが通じたのか、瀕死のボラが復活(?)して車に乗って別荘のようなところへ出かけ二人で暮らす場面は、最初、これは2人の夢の中の世界?と間違えてしまうほど、つながりが悪い。
モノローグが多用されていて、テウンの朴訥としたモノローグやボラを呼ぶ声や数学の問題を解く時に必ず流れるバイオリンの軽快な音色が印象に残る。
それにしても、この作品を見ると、ああ・・・やっぱりハジナはストーリー展開がわかりにくくて、視聴者に考え込ませるような負担を強いる作品だったんだなぁ・・・と、改めて感じる。
地上波で見れたらいいのですが・・・。