父親と入れ替わりに、ソジンの秘書が部屋に入ってくる。秘書に目をやった時のロビンの表情は、まだ痛々しい。
が、すぐにお茶目なロビンにもどって、秘書をはがい締めしてじゃれる。5年ぶりの再会。ロビンは秘書を「兄さん」と呼んでいる。
秘書をいたずらっぽく見つめるロビン。
秘書も、ロビンには弟に対するような口調になる。秘書がロビンに「規則第7条を言ってみろ」と言う。
「12時までに寝ること。だけど」まだ5時間もあるから、カン博士に会いに行きたいような口ぶり。
秘書はロビンに、カン博士は失踪中で生死もわからない状態であると告げ、「お前は昨日、病院でチャン・ハナを助けただろう」と言うと、「僕が?」と言っていたが、やがて、「ああ思い出した・・・」とロビン。
秘書はロビンに「規則第19条、最後の1条を言ってみろ」と言う。
「覚えているけれど、言えないだろう」と言われた時のロビンの顔・・・。
「とにかく規則を守るんだ」と言って薬をロビンに渡す秘書。
薬を飲みたくないから、ロビンは秘書にいろいろ反論する。
秘書は「ク常務はもうお前を必要としていない」と言う。
「ソジンはカン博士を恐れていた」と、ロビンは言う。「博士がいなくなったので、(もうロビンは必要ない)」?
秘書は、「常務はお前が出てくるたびに、お前の後始末をしなければならないのだ」と言う。
ロビンは、「誰かが僕を探しているのだ」と言う。
秘書はロビンに「お前はもう必要ないのだ」と告げる。
秘書が出て行ったあと、ロビンはソジンの部屋を眺める。色彩・材質などロビンの部屋とは全然違う。
本箱に並んでいるソジンの本を見て、「かなり、苦しそうだなあ・・・」とつぶやく。
悲しみをこらえて秘密基地へ来たロビン。「久しぶり」とつぶやく。
ログインして、メッセージが届いているのを知る。(ロビンは開封するの少しを躊躇する)
開けると、「これは今年の(?)規則第19条、最後の1条だ」と言うソジンの声。
続いて、「お前はもはや存在する理由がなくなった」と。
「私は、変わることがなくなったからだ」と告げるソジン。
ソジンの言葉を受け入れられないロビン。「どうして?」「なぜ?」と。
ふと、ロビンはあることに気がつく。
そして、監視カメラのデータから、照明器具が落下した時の映像を探し出す。
ソジンが苦しそうに倒れ込んでいる映像を見つけ、
巻き戻し、拡大すると、ソジンが何か叫んでいる。
その場面をさらに拡大して、ソジンの口の動きを読むと「チャン・ハナ」と叫んでいることがわかる。
次に、他にソジンが苦しそうにしている映像がないか探し、ゴリラの場面を見つける。
ここにもチャン・ハナが写っていることを確認する。
秘書の「昨日、病院でお前はチャン・ハナを助けた」という言葉を思い出し、「僕は自分の意志で出現することはできない」
「誰かが僕を探している(助けを求めている)時に現れることができる。」
さらに、ソジンが別人になる時に現れることができる。
「もしかして、チャン・ハナ?」
ちょうど、その時、ハナも目を覚まし、胸のペンダントを見て、車の中でのことを思い出す。
ロビンが自分のペンダントを外して、かけてくれ
「人を助けるのは僕の性格だよ」
「サンキュー」と言うのを・・・。
ロビンが言った「性格」という言葉から15年前の出来事を思い出し、あの時の少年はロビンだったのだと気がつく。
ロビンも、自分を呼ぶのはチャン・ハナで、あの時の少女もチャン・ハナだったのだと気がつく。
(続く)