ミランとCSKAの交渉が始まったのが、多分月曜日。CSKAは€400万で、ミランは€150万でスタート。ミランは€150万以上は出せないと言いはる。
そして、当初の予定通り、お金の足りない分を、ホンダ側に、CSKAへの値引き交渉、あるいはスポンサー契約、あるいは、自分の年俸を減額しての補填などの方法で負担させようと、モスクワに呼びつける。
ホンダ側がモスクワに来るのが当初の予定では、火曜日か水曜日と、ネットに書いてあった。
ところが、今朝、本田側がモスクワに来るのが週末に延期になったと書いてある。延期の原因は、ホンダ側が連れてくるはずの日本人(たぶんスポンサー)のビザ取得に手違いがあって、来るのが週末にまで延びるとのこと。
今日は、この段階。
今朝から、ミラン側は「ミランへ行くのは本田の夢」と盛んに言い立てている。
しかし、本田選手のインタビューの元記事(ロシア語)を英語にGoogle翻訳すると
But I did not say that it is in the "Milan." I think that the "Milan" is now interested in me. This is why (CEO CSKA Roman Babaev) spoke of "Milan"
となり、この発言はすでにWorldFootballNews「◆本田△◆ババエフ ミラン移籍容認発言も本田「行きたいビッグクラブがミランだとは言ったことはない」・・・ファッ??」で、取り上げられているが、不思議なことにイタリアメディアでは「ミランへ行きたい」と言ったことに変えてあるようだ。
しかし、本田選手ファンなら、誰でも知っている。彼が行きたいクラブはレアル・マドリッドであって、ミランではないことを!
だから、本チャンの「行きたいビッグクラブがミランだとは言ったことはない」という部分は本当にそうだと納得できる。
彼はインタビューの場においてすら、嘘は言っていないし、ミランへ行きたいがためのオベンチャラをも言っていないことを!
彼は愚直なまでに誠実で、何よりもプライドがある。
かつて、「僕もビッグクラブにふさわしい人間」と公言したほどのプライドの持ち主。
そんな彼が、ミラン側の「ミランへ入りたいなら、自腹を切れだの、スポンサーをつけろだの、CSKAに減額を頼めだの」足元を見透かしたような屈辱的な要求を、おいそれと簡単に飲むだろうか...というのが私の疑問。
そこで、「連れのビザが手違いで、モスクワに着くのが週末になりそう・・・」というのは、本ちゃん側が反乱を起こしたのではないだろうかと思うのだ。
週末7/20になれば、ブラジルの移籍マーケットが終了する。だから、ミランは、本田側のモスクワ交渉は7/20までに終了させる予定を組んでいたはず。実際、ミッションと称して動き出したのが月曜日で、ホンダ側を呼びつけようとしたのが火曜日あるいは水曜日で、ブラジル移籍マーケットが終了するよりも前に設定してある。
ミランは、一度破談になったロビーニョを脅迫的にもう一度、サントスとの交渉のテーブルにつかせ、週末になれば移籍金€600万を獲得することができる予定になっているはず。
だから、ロビーニョの移籍がもし成立すれば、「金が無い」とは強く言い張れなくなる。そこで、週末になお且つ、この金はフィオレンティーナMFアデム・リャイッチを取るために使うから、びた一文お前のためには使えないのだともしミランが言えば、本ちゃんはもうミランを蹴るのではないかと思う。しかし、ロビニョの移籍が成立しなければ、もしかしたらホンダ側負担をOKするかもしれないと思う。夏移籍が何よりも最優先課題だからだ。
ホンダ側のモスクワ延期は、ロビーニョの移籍とミランの熱意・真意を見極めるために予め立てていた本田側の最後の手順だったのではないかと推測するのだが、あくまでもこれは私の勝手な妄想。