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ステロイド剤と2人3脚の全身性エリテマトーデス(SLE)患者の " 猪突猛進、横道うろうろ "人生備忘録:落ちこぼれクリスチャンが心を入れ替えて(- -;)学ぶ日々の「御言葉」と、スペイン語の勉強、SLEの病状などの日々のささやかな記録・・・というのが当初の自己紹介でしたが、今は、単に「日々生きて、夢中になった事ごとの記録」(((^^;)


by dande550213
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マドリッドで出会った不思議な出来事


マドリッドのメンバーズハウス(宿舎)で、不思議な出来事に出会った。

帰りの飛行機の中で、そして今でも、この出来事をどう理解していいのかわからず、折にふれて考えこんでしまう。

マッドリッドのメンバーズハウスは、前に書いたように、一般マンションで、ツインルームが4室あり、管理人さんのプライベートルームを除くと、3室で最大6名宿泊できる。(と、私は理解している)

私が到着した日と翌日は、3室とも満室だった。2号室は男の方、3号室が私、4号室は女の方。全員、シングルユースだった。

2号室と4号室の方は、私が到着した10/20は旅行中で、メンバーズハウスには不在だった。2人とも長期滞在で、2号室の方は、21日に宿舎に戻って来られ、翌22日の早朝に日本に帰国された。22日の朝、私が外出するときには、その方の部屋は開け放たれていて、部屋には誰もいなかったし、もちろん荷物も残っていなかった。その方とは、前日の夜に少しお話しただけだ。

4号室の女性は、マドリッドにフラメンコ留学されていて、21日に宿舎に戻って来られ、22日に初めてお会いして、その日の夜に管理人さんと私とその方と一緒に、3人で夕食を食べた。夕食に誘ってくれたのは、私が明日帰国するから気を使ってくれたのだ、と思う。

そして、私は翌23日のお昼頃にメンバーズハウスを出て、帰国したわけだが、不思議な出来事は22日の深夜から日付が変わったばかりの23日の午前1時半に起こった。

眠っていた私は、部屋のドアを「トン、トン、」とノックする音で目が覚めた。「トン、トン」という音の後で何か「シュー」とこするような音もしたので、一瞬、ドアをノックしたのではなくて、何かがドアに当たって、それがノックしたような音に聞こえたのだろうか...と、ベッドの中で少し考えて、すぐには立ち上がらなかった。時計を見ると、夜中の1時半だったので、こんな時間にノックするなんて、何かあったのだろうか?と思い直して、立ち上がり、ドアを開けてみた。

廊下を挟んでちょうど私の部屋の真向かいは台所で、明かりがついていた。こんな夜中に?と思って、さらに辺りを見回すと、2号室のドアが少し開いていて、中から明かりが漏れている。

あれ?2号室は今夜は空き室のはずだが...と思って、中を覗くと、長い髪を後ろで一つに束ねた若い女の人がいたので、私は声をかけた。「今さっき、私の部屋をノックしましたか?」と。その女の人は怪訝そうな顔で、「いいえ、ノックなんてしていませんよ」と答えた。

「そうですか。私の部屋をノックする音がしたので目が覚めたのですが...」と言いながら、せっかく起きたのだから、トイレを済ませておこうと、台所の横にあるトイレで用をたし、出てくると、もう台所の明かりは消えていたし、少し開いていた2号室のドアも閉まっていた。が、中では時々音がするので、人がいるような感じだった。

私は、もうこんな遅い時間なので、2号室の人も寝る準備をしているのだろう。きっと、彼女は遅くに到着した宿泊者だろう。管理人さんからは今夜遅くに到着される宿泊者がいるとは聞いていなかったので、管理人さん、ちゃんと教えておいて欲しいよなあ...と思いながら、自室に戻った。部屋に戻ってからも、時々、隣の2号室からはかすかな物音が聞こえて、人がいるような気配がする。

私はすっかり目が覚めて眠れなくなったので、マッドリッドに来てから初めて睡眠薬を飲んだ。1錠を半分に割って。そして、30分ほどで眠りについた。

翌朝、私が聖イシドロ教会へ出かける朝の9時頃には、例によって誰も起きて来ない。若い人はみなお寝坊さんだ。

11時半前にメンバーズハウスに帰って来て、管理人さんに「昨夜遅くに2号室に到着された方がいるんですね」と言ったら、怪訝そうな顔をして「ええっー、2号室には誰も泊まっていませんよ」とおっしゃる。そこで、昨夜の一部始終を話したら、笑いながら「もし、それが本当だったら、少し、怖いですよね」と、軽くいなされてしまった(苦笑)。まるで、私が寝ぼけてたみたいに。

狐につままれたような感じで、部屋に戻り、睡眠薬を見ると、半分だけ残っていて、昨夜、半分に割って飲んだことは確かなようだ。


この不思議な出来事を、私はどう理解したら良いのだろう。

1.私は寝ぼけていて、昨夜の彼女は私の夢の中の人?
2.幻か幽霊か知らないけれど、私は確かに昨夜彼女を見た?

管理人さんは、1.と理解していて、2.の場合だったら、少し怖いですよねえ、と笑ったのだ。

私は、2.の場合であっても、怖い出来事だとは全く思わないので、2.の場合であって欲しいよなぁ...と思っている。むしろ、幻か幽霊か知らないけれど、私が現実に、この見える世界に属さないものを見たとしたら、こんなうれしいことはないからだ。

                                           
by dande550213 | 2012-11-09 15:33 | 旅行(海外・国内) | Comments(0)