今日の朝日新聞のスポーツコラム side change 潮 智史 より
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「本田 ただでは起きない」
転んでも、ただでは起きない人なのだ。本田圭佑という人は。
右ひざのけがから9カ月ぶりに戻った日本代表でむしろ存在感を増している。ただの復帰ではなく、成長した姿でピッチに戻ることにこだわってきた。相変わらずの有言実行である。
3日のオマーン戦でもトップ下の位置にどっしりと構えてボールをキープしては、周りが攻めに出ていく時間を作った。ゴールに迫る過程でボールは自然に背番号4に集まった。
進化はこのあとだ。2人、3人と寄せられればシンプルに味方を使って、周囲を生かす。ボールをこねて攻撃のスピードを鈍らせる場面はぐっと減った。滑らかなリズムでボールを放す分、一仕事してゴール前に入っていくと滑らかにチャンスが巡ってくる。そんな境地に達したのか。
「周りを使っているから得点が減ることはない。受け手だけ、出し手だけなんて選手は代表で生き残っていけない。どっちもやって、その中で数字を残せる選手が生き残っていく」。オマーン戦を前にこんなせりふを吐いている。
2009年9月のオランダ遠征だった。当時、オランダリーグで得点ランキング1位の自信をへし折られた。中村俊輔という柱が君臨した代表になじめず、持ち味の突破力をチームの中でどう生かすかに戸惑った。守備をしないわがままなやつという批判の伝聞に、「自分なら外に話す前にまず直接やり取りします」と訴えた。このときもただでは起きず、9カ月後のW杯で先発を勝ち取っていた。
「最終予選を突破してから、さぁW杯では遅い。予選から高いレベルのサッカーをしていく必要がある」。ビッグマウスというよりは、先を見越した緻密な想像力を思わせる。
(編集委員)
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いい記事だと思う。おそらくwebのスポーツサイトには収録されないと思うので、スクラップしておきたい。
ただし、見出しが少し弱いと、私は思う。
私なら、「本田はただでは起きない」、または「ただでは起きない本田」にするだろう。
これではあまりに俗っぽいかな(^^ゞ
確かに彼は一皮も二皮も剥けて立派な選手になりましたね。
惚れ惚れ~~♪
右膝の怪我から、よくぞここまで・・・人間的にも深みが増してチームの中での信頼も大きくなったでしょう。
まず、顔の表情が数倍素敵になりました!
オーストラリア戦も頑張って欲しいですね。
先週は、ホンちゃんファンにとっては、夢の様な1週間でしたね。
牛の反芻のように、何度も何度も得点シーンを思い出しては、
嬉しさを噛み締めています。
オーストラリア戦も、ホンちゃんが得点して、勝ってほしいですね!
膝の怪我が悪化しませんように・・・。
人工芝のCSKAを出て、
ホンちゃんを活かすポジションで使ってくれるクラブへ
移籍できますように・・・。