が、ほぼ1週間寝たきり状態だったので、膝の関節が伸びなくなり、以前のような体動ができなくなった。
入院先病院が、施設に提出した「父の看護サマリー」には次のように記載されている。
------------------------------------------------------------------------------------------------
看護要約:腰椎圧迫骨折(L3)、腰部打撲にて経過観察のため入院となる。
徐々に腰痛軽減し、体動激しくなり安静守れず。
夜間大声でスタッフを呼び、歩行訓練を希望されるなど認知症進行を疑う様子も
見られ、退院の運びとなる。
看護上の問題:認知症あり、昼夜逆転傾向、病識、安静守れず、
ベッド柵を乗り越えようとするなど危険行為あり、安全確保留意
要継続処置:マックスベルト装着にて腰痛緩和を図る、頭部、顔面、引っかき傷の治癒遅延、
カットバン保護
ADL(日常生活動作)
食事:全介助、摂取量100、整容:全介助。排泄:オムツ
睡眠:良好、移乗:全介助、起立:全介助
歩行:記載なし(ほとんど寝たきり状態ということだろう)
機能障害
コミュニケーション・・・時々会話がちぐはぐになるが、まずまずOK
理解力・・・認知症あり(軽度)
--------------------------------------------------------------------------------------------------
娘として一番ショックだったことは、プロの目で見て、父が軽度の認知症と診断されたこと。
パーキンソン症候群は認知症になりやすいとは知らされていたが、やっぱり父も免れることはできなかったのか・・・という思い。
本家のパーキンソン病に比べると薬の効きが悪いので、父の症状は今後増々進行していくだろう。
家族として、こんな父に向き合わなければならなくなるのはつらい。
施設に帰ってきたことを父に説明するが、父はここが、入院前に居た施設だとはわからない様子。
「お父さん、ここ、どこかわかる?」と聞くと、
「互助組合の前」と言う意味不明の返事。
心配になって、
「私の顔、見て。誰だかわかる?」と、私の顔を指さすと
私の名前を答えたので、
「ああ、まだ私のことはわかるんやな・・・」と一安心。