「具合が悪いから来て欲しい。」とのこと。
「今、用事をしているから、少し待ってくれる?」と聞くと、
「待たれへん。すぐ来て欲しい。」というので、駆けつける。
父の居室のドアを開けると、父が車椅子に乗り、漕ぎ出そうとしているところだった。
父に持っていった桃を食べさせ、それとなく、電話をかけたわけを聞くと、切れ切れに次のような内容を言った。
「京都府丹後法律事務所へ手紙を出してほしい。」
その手紙の内容は、
「三世一身の法はまだ有効ですね。今、助けて欲しい。こんなことが起こっています。助けてほしい。地所が取られています。よろしくお助けいただきたいと思います。」
はぁ~~~~(^-^;)
そして、私に「早よ、今日中に手紙を出してほしい。今すぐ帰って、手紙を書いてくれ。」と言う。
しかたがないので、父をベッドに休ませてから帰ろうと思うが、父は「ここが良い」と車椅子を降りない。
しきりに、早く帰って手紙を書けというので、ケアマネさんに事情を話して帰宅した。
ケアマネさんは、たぶん父は幻覚・幻影が見えていて、その世界に没入しているのだろう・・とおっしゃる。
そういえば、昨日の午後も2回電話がかかったが、昨日の午後ぐらいから、どうもそういう「被害疑いモード」が再現し始めているようだ。もしそうだとすれば、メネシット減量は効果が無かったことになる。
父が車椅子を降りなかったのは、恐らく、私が帰った後、何か行動を起こそうとしているのだろう。
今日は午後から入浴があるので、それで父の気が紛れたら、良いのだが・・・。
それにしても「三世一身の法」とは・・・。
言葉は覚えているが、内容は忘れたので、帰宅して意味を調べて、納得。土地の所有に関する法律のよう。
様子を見ながら、恐らく父は神経内科再受診になるのではないかと推測する。