ストーブを消して、戸外に出た。近所では、戸外へ出ているのは私一人だった。
夜、前の家の奥さんと地震の話をしたが、揺れは全然感じなくて、東京へ携帯をかけた時繋がらなくて、変だな・・と思っていたと言われる。確かに、感じるか感じ無いかの"かすかな揺れ"だったが、いつもより長く続いたので、ニュージーランド地震を思い出してこわくなったのだった。
家に入ってPCを見ると、地震発生のニュースが表示されていたので、その情報を読んでいるときに、神奈川に住む妹から電話が入った。
彼女は、介護手伝いで実家に帰省する途中の京都駅で地震を知り、東京で働いている夫に連絡を取ったが、連絡が取れないという。老人ホームに義母もいるし、どうしたものか?というので、実家の手伝いはいいから、すぐに神奈川に帰るように言った。
そして、横浜で働いている息子にメールしたら、市内の信号が消えて、交通機関が止まっているという。自分は無事だが、彼女(同棲相手)の働いているビルでは非常階段が壊れたという。
そのメールをすぐに夫と娘に転送したら、夫から息子の携帯に送ったメールが私のところに転送されてきた。夫は息子に避難するように連絡したという。息子は、彼女が品川に取り残されているから、車で迎えに走っているが、道路が混雑して車が動かない状態だという。
彼女と合流できたらメールを入れてくれるように頼んでおいたら、夜中の1時に、横浜から品川まで8時間かかってようやく彼女と合流することができた、と息子からメールが入った。
妹は、昨夜、彼女の夫が携帯が繋がらないのでPCからメールをくれて、ようやく夫の無事を確認できた。夫はその日の夜に湯河原の自宅に帰りついたという。妹は、京都駅から在来線を乗り継いで、朝方、ようやく自宅にたどり着いたと電話してきた。
取りあえず、神奈川に住む身内の無事は確認したが、被災地の状況をみると苦しくなる。
人間の営みの何と無力なことか・・・。
想定外のことが起こったというが、人間の想定できる範囲には限界があることをまざまざと思い知らされる。
日本列島に住む人々は、有史以来、こんな災害を何回も経験しながら生きてきたことかと思うと、人間の強さ・たくましさも感じる。
一人でも多くの被災者が救助され、迅速な復旧が進むことを祈るばかりだ。

あんちゃん、きっと救助活動に派遣されていらっしゃrのでしょうね。
大きな余震が続くので、救助に当たられる方々が再度の津波に合われないか心配ですね。あんちゃんのご無事と被災された方々の一刻も早くの救助をお祈りしています。