「さあ~これから夕食準備~」とLDKに行くと、
留守電のランプが点滅しているのに気がついた。
何かなあ。。。と再生ボタンを押すと、録音1件目はご近所のスーパーからで、
「dandeさんのスーパーのカードを拾って預かっている」という内容だった。
ええっ~?
意味がよくわからずに困った。
というのは、私はここ1ヶ月ほど、その店に買い物に行っていないし、
あまり行かないからカードもしまい込んだままで、
もう半年以上も持ち歩いていないのに・・・と思ったからだ。
でも、もしかしたら、
最近買ったばかりの百均のビニールの「カード入れ」に入れたかもしれない。
もし、そうだとしても、通勤時にその店の前は通らないし、
ふだん教会へ行くときも通らないし、
「今日拾って店で預かっている」と言われても、ピンとこないのだ。
いったいいつ落としたのだろうか?
店の人が拾ったのか、別の人が拾ってそのスーパーに届けてくれたのか、
留守電なので、それすらよくわからない。
不思議に思いながら、留守電の2件目を再生すると、
主治医の病院からで、「dandeさんのカード入れを拾って預かっているという電話が病院へかかってきたという。そこの電話番号をお伝えするので、連絡をとってみてほしい」という内容だった。
ああ~!!、やっぱり誰かが拾ってくださっていたのだ!!
信じられないような思いで、さっそく電話してみた。
堺東駅から仕事先へ向かう道筋の喫茶店で、「コレが道に落ちていた」と通行人が持ってこられたのだそうだ。「さっそく、明日受け取りにうかがいます!」と言って電話を切った。
見つかったのはうれしいのだが、一緒に入れていたはずと思う中身なのに、
どうして別々の市から「拾って預かっている」という連絡がほぼ同じ時間に入ったのか気になる。
堺市で拾った人が偶然柏原市の人で、落とし主の手がかりがないかと中を見てみたら、
自分の近所のスーパーのカードが入っていたので、
少しでも早く連絡がつくようにと持ち帰り、スーパーに渡してくれたのだろうか???
イヤ、そんなはずはないわなあ・・・。
だって、私の名前は診察券や図書カードに書かれていたし、
病院や図書館の住所や電話番号がそのカードに書いてあるから、
落とし主の手がかりを探すためなら、スーパーのカードだけが手がかりというわけではない。
と、すると、スーパーのカードは一緒に入っていたのではなくて、
以前に落として私が気がつかないままでいたものを、誰かが見つけて、
偶然同じ日に店に届けてくれたというのだろうか?
偶然と考えるには、何だか空恐ろしいような気がした。
が、取りあえず、すぐにスーパーに走っていって、カードを受け取った。
店員さんが忙しそうだったので、預かるに至った詳しい経緯などは聞けなかった。
翌日(昨日)、堺市の喫茶店へ受け取りに行き、
交番に立ち寄って、見つかったことを報告し、
帰り道、主治医の病院へ立ち寄ってお礼方々診察を受け、
手元に戻ってきた図書カードを使って予約していた本3冊を借り出すことができた。
落とした物は何一つ無くなっていない。
拾って喫茶店へ届けてくださった方、
何とか早く連絡を取ってあげたいと、中に入っている診察券の病院に連絡してくださった喫茶店の店員さん、
電話を受けて、すぐに私に連絡してくださった主治医の病院の看護師さん、
これらの方々の善意で、私は落として遺失届を出したその日に、見つけ出すことができた。
警察官の「落し物は意外に届きます。日本人も、まだまだ捨てたものじゃありませんよ。」と言う言葉を思い出して、うれしくなる。
が、どうにも不可解。
私は学生時代、買ったばかりの6ヵ月定期を落として、
結局、戻ってきませんでした。。。(T-T)
7万円近くしたのに。大涙
日頃の行いですね。。。
でも、人生って不思議なもので、きっとどこかで、何らかの形で取り返していて、もしかしたら、差し引きゼロになっているかもしれませんね。(^-^)