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その後の経過をまとめようと思っているうちに、すでに夫は、先週、第1回目のレカネマブ(レケンビ)点滴を受けたばかりだが、先ず、軽度認知障害(MCI)と診断されるまでを。(^-^;
昨年秋に、軽度認知障害(MCI)と診断_f0096508_21024885.jpg


昨年5月、息子家族と一緒に電車で出かけた時、過去に何度も行ったことのある経路の駅なのに、夫一人が下車しないで、電車に乗ったままだったので慌てて「ここで乗り換えですよ!」と告げたことがあった。行き先も乗換駅も予め夫には告げていたし、何よりも、今までは夫が私に「ここで乗り換えや!」と教えてくれる側だったので、どうしたのだろうと不安になった。

その後、何となく夫と話がかみ合わないことが増えたような気がして、もしかして話が聴きとりにくいのかと思い、補聴器(長年難聴で片耳だけ着用)を調整するように勧めたが、夫は補聴器は調整しなくても良いと言ったので、そのままにしていたが、時々、遊びに来る息子も「お父さん、何か変」と言い出した。

昨年7月4日に夫婦で人間ドックを受診した際に、看護師さんから「奥さん、ご主人、何を聞いても、わからん、覚えていないと言われて、何か変ですよ」と言われた。

7月中旬、人間ドックの結果で脳のMRIの診断が、夫も私も「加齢に伴う脳の変化を認める」だったが、家のPCで脳のMRI画像を見ると、明らかに私の脳の画像より、夫の脳の画像が委縮していたので、驚いた。

そこで、10月3日に、近くの総合病院の「物忘れ外来」を受診し、血液検査、脳のMRI、認知機能検査をして、10月31日に「軽度認知障害(MCI)」と診断された。(甲状腺は正常、脳のMRIは左の海馬周辺が委縮、長谷川式認知機能テスト26/30)認知機能低下の原因はわからないが、アルツハイマーの可能性もある。実生活に大きな支障はないので、仕事を続けることは可能と言われた。また、夫の病名は仕事先には告げなくても良い。仕事に支障が出るようなら、向こうから連絡があるはずだから、と言われ、再診は半年後になった。

と同時に、補聴器も「補聴器外来」へ通院し、最新式の補聴器を両耳に装着。聴力は補聴器無しだと3割、補聴器で7割ぐらいの聴こえに改善とのこと。

ここまでが、昨年11月までの夫の状況。




# by dande550213 | 2024-08-26 20:53 | 夫の認知症

口の中に唾液を溜める


これは認知障害の症状と関係があるのかどうかわからないが、夫は「口の中の唾液を飲み込まないで、溜めたままで話をする」ことがあるようになった。

そうすると、ズルズル声になるし、唾液が口から垂れてきそうで気持ち悪いから、夫に「唾液を飲み込んでから話して!」と注意することがある。

この症状は2023年1月以降に顕著になった症状だとばかり思い込んでいたが、今日、ブログ記事のバックアップ作業をしていたら、2017年3月28日に「夫は唾液が多くなったの?」というタイトルで書き留めていて、そんな昔にすでにおかしいと感じていたことだったのかと驚いた。

口の中に唾液を溜める_f0096508_18003684.jpg




# by dande550213 | 2024-08-05 17:55 | 夫の認知症

私が夫に違和感を感じた一番最初の出来事は、2023年1月頃のドライブ時だった。

通勤は電車だったので、ここ数年はほとんど車を運転していなかった夫と久しぶりに車で出かけ、帰り道に柏原教会に寄り道してほしいと告げた時、過去に何度も車で送迎をしてくれていたのに、夫が「行き方がわからない。」と言った時だった。

その場所は、方向音痴の私でも出先からの車での行き方を説明できるのに、<人間MAP>と称されるほど抜群の地理感覚を誇っていた夫がわからないというので、夢を見ているような感覚になった。

私が行き方を説明してもわからないようだった。

今から思えば、私たちの共通認識だと思っていた柏原教会の場所が、夫の空間的記憶の地図からは消えてしまっていたのが原因ではないだろうかと思い至る。

何度説明してもわからないと言うので、車でいったん家に帰り、家から柏原教会への行き方を説明したが、やはりよくわからないようだった。

このように、夫が何となくおかしいのでは。。。?と思い始めたのは、空間の場所把握の異変だった。

# by dande550213 | 2024-08-04 21:36 | 夫の認知症 | Comments(0)

ちょうど1年ほど前の、昨年2023年10月31日に、様々な検査の末、夫が軽度認知障害(MCI)と診断された。

恐らく「アルツハイマー型認知障害」だろうと。。。。

夫は70歳になったばかりで、まだ再々雇用の仕事をしていた。

まさか、こんなことが夫と私の身に起ころうとは、夢にも思わなかった。

これを機に、ブログはもう止めようと思ったが、一年近くたち、両親の介護の時と同じように、夫の姿を最期まで私の記憶の中にしっかりと刻み付けたいと思い、ブログを再開しようと思った。

私もSLEの難病患者なので、夫を残して、私の方が先に天国へ行くことになるかもしれないが。。。(-_-;)

# by dande550213 | 2024-08-02 16:50 | 夫の認知症

夫が今月で70歳になり、夫名義の各種保険がめでたく満期を迎えることとなった。

掛け始めた頃は、満期を迎えるまで気が遠くなるほど長いなぁ...と少々憂鬱だったが、あっという間に年月が過ぎ去ったことを思い知らされて、人生の短さにショックを受けている。

毎月の掛け金を捻出しなくてもよくなったのはうれしいが、生活に張りが無くなり、気が抜けたような空虚感を味わっている。

子育てや双方の両親の介護も終わり、小遣い稼ぎの仕事も退職して、私は若い頃に夢見た"毎日が日曜日の生活"だが、持病のせいで老化が早く、人の常とはいえ、忍び寄る”老い”に半分怯えながら暮らしているとも言える。コロナ禍で思い描いていた海外旅行三昧もできなくなり、生きる目標を見失っている。


夫は定年後、週4日ほどの再雇用を2か所で繰り返したが、今の職場は昨年、市長が交代したことを契機に、人員が削減され、特別職が事務をしなければならなくなったので、もう辞めようかと思っているそうだ。

以前から、「幸い、年金で暮らしていけるから、身体がしんどくなったら、いつでも辞めてくださって良いんですよ」と伝えていたが、ついに夫も仕事を辞める日を迎えるのだと思うと、淋しいものだ。結婚以来、45年間続けてきたお弁当作りもお終いになる。

仕事を辞めても、彼は他に3つほどアルバイトを持っているし、研究も続けるから、夫の場合は、若い頃夢見た”晴耕雨読の日々の生活”に入ることになるのかな。

2児を出産後、30歳で私がSLE(全身性エリテマトーデス)を発病して、想定外の人生を送ることになり、夫にも苦労をかけたが、これからの残りの人生、健康に留意して、”晴耕雨読の日々”を満喫してほしいと願っている。


# by dande550213 | 2023-08-18 21:43 | 雑感