そこには興味深いデータがグラフ化されているが、中にこんなデータがあった。
「神の存在・死後の世界に対する見方(世界55カ国比較2000年)」
(※↑上記HPより画像をいただきました。)
このデータへの2006年度の年間アクセスランキングが第7位であるところをみると、やはり万人にとっても興味深いテーマなのだろう。
このデータに関する本川氏の解説は、どうか上記HPを見てください。
中から少し、引用させていただきます。
>神の存在と死後の世界を比べると、神の存在の方が一般的に信じられている。神の存在は24カ国で90%以上の人が信じており、50%未満の人しか信じていない国は5カ国に過ぎないのに対して、死後の世界は、90%以上の人が信じている国は4カ国しかなく、50%未満の人しか信じていない国は25カ国もある。
>日本人の特長は、「わからない」の比率が多い点にある。神の存在については、世界各国の中でも、「わからない」の比率は圧倒的であるし、死後の世界についても、「わからない」の比率は世界一高い。日本人は、神の存在や死後の世界に対して、存在するともいえるし、存在しないともいえるという立場をとっているように見える。悪く言えば、どっちつかずの見方で他国から理解不能な民族ととらえられる傾向があるともいえるし、よく言えば、存在を証明できない以上、どっちでも良いではないかと哲学的に考えている民族であるともいえる。
日本にキリスト教が広まらない理由はこの辺にありそうな気がする。
また、クリスチャンであっても死後の世界について確信の持てない人々が、いわゆるクリスチャン国にも多いことが読みとれる。
私も、どこか死後の世界のことはふわふわと考えないようにしていますし、神様の存在はもちろん信じていて、おそばに行くという感覚も持っていますが、やっぱり現実的じゃないんでしょうね。
つい最近、稽古場で死後の世界の話になったばかり。
答えあぐねて「丹波哲郎が待ってたりして~」なんてお茶を濁して恥ずかしい思いをしました(笑)
つい先日、トイレ(ごめん。いつも不作法で)に入っているときに、ようやくパスカルのこの言葉の意味が自分なりに理解できたような気がして嬉しかったです。
この有名な言葉、具体的にどういうことを言っているのか、よくわからずに知識としてだけ知っていましたが・・・。
私の前をパスカルがすでに歩いていたことを感じます。
パスカルに出会えて、本当に良かったと思っています。