一歩一歩!振り返れば、人生はらせん階段 ippoippo51.exblog.jp

好きなリンク先を入れてください

ステロイド剤と2人3脚の全身性エリテマトーデス(SLE)患者の " 猪突猛進、横道うろうろ "人生備忘録:落ちこぼれクリスチャンが心を入れ替えて(- -;)学ぶ日々の「御言葉」と、スペイン語の勉強、SLEの病状などの日々のささやかな記録・・・というのが当初の自己紹介でしたが、今は、単に「日々生きて、夢中になった事ごとの記録」(((^^;)


by dande550213

眠れないことを恐れる心の底に


実家の父が、昨年12月中ごろから、急に眠れなくなったという。お医者さんに睡眠薬を処方してもらって飲んでいるが、それでも思うように眠れないと気にしている。お医者さんは、「歳を取れば誰でも不眠気味になります。加齢現象だから、気にしないで付き合って行きましょう。」と言ってくださるそうだが、父は納得できなくて、挙句の果てに、自分はうつ病だから、うつ病の薬を処方してほしいと言い出したそうだ。

お正月に実家に帰省したときに、それとなく父を注意してみた。確かに以前のように一晩中大鼾をかくことはなくなったが、明け方などに父の鼾を聞くので、父が思うほど寝ていないようには思えなかった。

そのことを父に伝えると、父は「いや、自分は一晩中眠れなかった」と言い張る。

私も時々不眠に悩まされることがある。私の場合はステロイドを服用するようになってからだ。ステロイドには覚醒作用があるので、できるだけ朝服用するようになっている。病状に応じて、一日中服用しなければならない時は、朝一番多く飲んで、夜はできるだけ錠数を少なくする。20年前に入院してプレドニン12錠を服用していたときは、確か朝8錠、昼3錠、夜1錠だった。それでも全然眠れなくて、一晩中ランランとしていた。入眠剤も全く効かなかった。

その後、ステロイドの錠数は減って眠れるようになったが、眠りが浅くて、物音ですぐ目が覚めるようになった。今は朝2錠弱のみでよく眠れるが、時々最長3日間ぐらい全く一睡もできない日がある。睡眠薬もやはり効かないが、眠れないことをあまり気にしないようにしている。確かに眠れないことは辛いが、何日か続いたら、いずれ眠れる日がくると経験上知っているから、ひたすら我慢する。そして、うれしいことに、やっぱりちゃんと眠れる日がくる!

そんな私の経験などを父に伝え、眠れない日が続いても、人間は死なへんよ。いずれまた眠れるようになる日が必ずくるから、あまり気にしないように・・・と言っていた。

たぶん年老いた父の心の奥底に、死に対する恐怖のようなものがあるのだろう・・・とは思っていたが、父の中で、不眠が直接死のイメージと結びついていたとはその時は知らなかった。

父は、妹に、先日、こう語ったそうだ。

おじいちゃん(父の父で、私の祖父)は眠れないと言い出して、その後、死んだから、自分も眠れない日が続くと、やがて死んでしまうのではないかと思っている・・・・と。

私の祖父は私が中学1年生の時に大腸癌で亡くなったが、祖父の最後を看取るために父と母は私たち子どもを母の実家に預けて、祖父が入院していた病室に2人で泊まり込んで、1ヶ月近く世話をした。その祖父が死が近づいてきたときに、しきりに眠れないと言い出したのだそうだ。だから、父は、眠れなくなると自分も祖父の時と同じように、死が近づいてきたのではないかと恐れているのだと言う。父は、祖父に癌が見つかったのと同じ年齢の時に胃癌が見つかり、早期発見だったので胃を全摘して、祖父とは違い、命が助かった。それから、もう10年以上たっているが、歳を経るに従って、祖父の最後に自分を重ねてしまうのだろう。

体力も気力もめっきり衰えて、死の恐怖に脅えるようになった父に、私は福音を伝えてやりたいのだが、真言宗の檀家総代の父にどうしてやったらいいのか、今さらながらにいい加減なクリスチャンの自分を思い知らされる。

今は祈ることしかできない。
[PR]
by dande550213 | 2007-02-07 12:42 | 雑感 | Comments(0)