8:6 愛は死のように強く/熱情は陰府のように酷い。火花を散らして燃える炎。
8:7 大水も愛を消すことはできない/洪水もそれを押し流すことはできない。
愛を支配しようと/財宝などを差し出す人があれば/その人は必ずさげすまれる。
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「雅歌」は、ヘブル語では「Song of songs 」、「歌の中の歌」というそうだ。
私などはいくら読んでも、雅歌は男女の人間的な愛を歌っているとしか思えないが、鎌野善三先生の『3分間のグッドニュース 詩歌』では、「ユダヤ人は、これを神と彼らの間の麗しい関係に比喩的に解釈して聖典に含めたようです。クリスチャンの場合は、エペソ書5章に記されている、神と教会との結婚関係の比喩として理解しています。」と書かれている。
このエペソ書5章の神と教会との結婚関係とは、次の箇所を言うのだろうか?
◆妻と夫
5:21 キリストに対する畏れをもって、互いに仕え合いなさい。
5:22 妻たちよ、主に仕えるように、自分の夫に仕えなさい。
5:23 キリストが教会の頭であり、自らその体の救い主であるように、夫は妻の頭だからです。
5:24 また、教会がキリストに仕えるように、妻もすべての面で夫に仕えるべきです。
5:25 夫たちよ、キリストが教会を愛し、教会のために御自分をお与えになったように、妻を愛しなさい。
5:26 キリストがそうなさったのは、言葉を伴う水の洗いによって、教会を清めて聖なるものとし、
5:27 しみやしわやそのたぐいのものは何一つない、聖なる、汚れのない、栄光に輝く教会を御自分の前に立たせるためでした。
5:28 そのように夫も、自分の体のように妻を愛さなくてはなりません。妻を愛する人は、自分自身を愛しているのです。
5:29 わが身を憎んだ者は一人もおらず、かえって、キリストが教会になさったように、わが身を養い、いたわるものです。
5:30 わたしたちは、キリストの体の一部なのです。
5:31 「それゆえ、人は父と母を離れてその妻と結ばれ、二人は一体となる。」
5:32 この神秘は偉大です。わたしは、キリストと教会について述べているのです。
5:33 いずれにせよ、あなたがたも、それぞれ、妻を自分のように愛しなさい。妻は夫を敬いなさい。
折りしも、『百万人の福音 12/2006』を読んでいると、次のような文章が目に飛び込んできた。
マニュアルにはない、成熟したすがすがしい夫婦関係のために、「歌の中の歌」雅歌を・・・・。
『夫婦で奏でる霊の歌』(上沼昌雄著・いのちのことば社)の紹介。著者は雅歌の美しい詩をとおして各地で夫婦セミナーを開かれているという。「雅歌は夫婦が年を重ねる中で、互いにより近づき、互いの存在を愛おしんでいく歌である」と位置づけておられるようだ。
読んでみたいような、読むのが恐いような・・・(微笑)
永遠のテーマ
私は悲しいかな、理性で神を知ろうとしてしまうタイプの人間なのです。だから未だ罪や救いがよくわかりません。
パスカルは言います。「神を知ることから愛することまで、なんと遠いのだろう」と。あなたのように、神への愛で満ち溢れるようになりたいと私は願っています。
私の方こそ、あなたに知り合えて幸いです。神様のお導きに感謝しています。