昨日の夕刊の見出し『いずれ「平均への回帰」が起こるのでは』を見て、目を白黒。「平均への回帰」とは何ぞや?(((^^;)
大人が「14歳で29連勝達成!⇒すわ、天才出現!」と大騒ぎしているのをしり目に、当の14歳の藤井4段のことば。
率直に言って運が良かったです。今は勝敗が偏っている時期で、いずれ「平均への回帰」が起こるのではないかと思っています。
という文脈の中に登場する。
今は運が良くて、平均値以上の結果が続いているけれども、対局を続けていけば、いずれ平均値に近づいてくるだろう。
今は勝率100%になっているけれど、それは運が良かっただけで、幸運と言うものはそう続くものではないから、今後は負ける対局もあり得る。だから、いずれは自分の平均的な勝率に近づいていくだろうから、そんな大騒ぎするほどのことでもない。
と、理解したらいいのだろうか?(((^^;)
この記事で「平均への回帰」ということばを初めて知った。
こういう勝負事の世界では当たり前の概念なのかもしれないが、これを14歳がインタビューで使うということが、先ず驚きだった。
と同時に、周りに左右されない沈着冷静な現状分析こそが、彼の大器の所以ではないかと感じた。
連勝記録単独一位は特別の感慨もあるが、こういう記録というのはいつか破られる種類のもの。それよりも、今は自分にとって通過点に過ぎず、タイトルを取るにはまだ実力的に及ばないが、20歳の頃には、今の自分とは比べものにならないぐらい強くなっていたい、とのこと。
竜王戦トーナメントを互いに勝ち上がって、羽生3冠と挑戦者決定3番勝負を戦うという檜舞台を、にわか将棋ファンのおばちゃんも夢見ている。(((^^;)