今日は久しぶりのベッド生活。
ベッドの中にノートPCを持ち込んで、アマゾンプライムビデオ「ミッドナイト・イン・パリ」と「天使と悪魔(字幕版)2009」を見た。
「天使と悪魔」は原作は第1作目だが、映画化は「ダビンチ・コード」の方が先だったというトム・ハンクス演じるラングドン教授の第2弾。ユアン・マクレガーが教皇の侍従役(カメルレンゴ)で出演していたのが、うれしい驚きだった。
原作とは大きく異なっているそうだが、個人的には信仰・宗教と科学の位置づけに関する言葉が興味深かった。
例えば、教皇庁の図書室入館を認めるか否かの、カメルレンゴのラングドンに対する質問。
カ)神を信じますか?
ラ)私が信じているのは、宗教が・・・
カ)人が神について語ったことではなく、神を信じますか?
ラ)私は学者です。頭で神を理解することは決してないでしょう。
カ)心では?
ラ)”理解を超えた存在”で、私が未だ授かっていない贈り物です。
この部分は、パスカルがパンセで言っていた言葉を思い出す。
「理性ではなく、心で感じられる神」
また、誰の会話だったか忘れたが、この言葉も面白いと思う。
確かに、はるか昔、教会は科学を弾圧した。ガリレオの時代から、科学の進歩を押し止めようと間違った手を使った。科学は宗教の敵ではない。科学が若すぎて理解の足りない部分があるのです。だから、教会は請う。”ゆっくり!もっとペースを落とせ!” それが”時代の逆行”?
原作を読んでいないから何とも言えないが、犯行に及んだ動機に共感できなかった。
原作の題が「天使と悪魔」でも、この映画のように大幅な変更を加えると「天使と悪魔」では変だと思う。何か、ピタリとこないと感じる。私だったら映画の題は「イルミナティ」にする。
どこまでがロケで、どこがセットなのか?
何がノンフィクションで、何がフィクションなのか?
ぜひ知りたい。
パンテオンを上から撮った映像には思わず声を上げてしまった。
もう一度、ゆっくりローマとバチカンを訪れたいなぁと思いながら、観ていた。