来週行くつもりだったが、あまりにも涼しいから、今日、急に神戸市立博物館のボストン美術館所蔵「俺たちの国芳、わたしの国貞」展を見に行った。
ボストン美術館が所蔵している江戸後期の人気絵師、歌川国芳(1797~1861)と歌川国貞(1786~1864)の錦絵170件の公開。
恥ずかしながら、国芳も国貞も知らなかった。夫が招待券をもらってきてくれたので、じゃ、電車代が浮くから・・・と出かけた。それに今日は涼しかったしね。(((^^;)
展示の仕方があか抜けていて驚いた。
歌舞伎の演目になぞらって二幕13章で構成され、2人の錦絵から、この時代の演劇界のみならず、本やファッション、娯楽など生活全般の当時と今の感覚が結びつくように構成されていたので、遠い別世界の出来事ではなく、今を生きる私たちの感覚で共感しながら見ることができて良かった。
おまけに、日本の美術館では珍しく、写真撮影もOKだった。「写真撮影OKは、期間限定で7月中まで」と係員さんはおっしゃっていた。
とりあえず、少し写真をアップ。
歌川国芳「本朝水滸伝剛勇八百人一個膳臣巴堤使」
歌川国芳「讃岐院眷属をして為朝をすくふ図」
歌川国芳「見立東海道五拾三次岡部猫石の由来」
歌川国芳「欠留人物更紗十四人のからだにて三十五人にミゆる」
歌川国貞「東都両国橋 川開繁栄図」
歌川国貞「当世六玉顔」「調布の玉川」
歌川国芳の構図がすごいと思った。