4話まで見た。
初めは、あまりにも激しい「テンポのアップダウン」と「これ見よがしのお笑い」や「騒がしい女の金切り声」に馴染めなかったが、4話まで進んでオ・リジン役、ファン・ジョンウムに魅かれ始めた。
この女優さん、名前だけは知っていたが、こんなに魅力的な女優さんだとは思わなかった。
まるで躁鬱症ではないかと思うほどの、金切り声と騒がしさとコミカルな動き、おちゃらけに騙されそうになるほど豊かな感受性と内面を持つ精神科医を演じて、この表情。
1話~4話で一番印象に残った場面はここ。
兄で推理小説作家のオ・リオンが3つのの名前を使い分けて生活している様に触れて、兄にこう話しかける。「多重人格ね」と。兄は答える。
こういう、患者の心の痛みを理解しようとして寄り添うようなセリフを聞くと、視聴者にも、DIDが自分にとって頭の中だけの観念の世界の病気ではなく、現実の、今目の前にある病気として迫ってくるような気がする。