7話 第6ラウンドが終わったすぐ後。
父の会話を不審に思ったソジンは「会長が俺にあんなことを聞くなんて、いったいどういう報告をしたのだ?」と、秘書に問いただす。秘書が「自分とハナさんの会話を会長が聞いたからです」と答えるので、「どんな会話だ?」と尋ねると「毎日リハーサルを見に行く」とおっしゃったことで、会長は
いったい、ソジンはどういうつもりで「毎日リハーサルを見に行く」と言ったのだろう?(笑)
自分が後押ししたイベントの準備が順調に進んでいるか、チェックしたいため?
ハナを励まそうとして?
それとも仕事をしているハナに興味があったから?
あるいは、やっぱりハナに会いたかったから?
確かに、ビジネスの一環というには、少し度を越した行為かもしれない。
まして、あのソジンがそんなことをするなんて、今まででは絶対にあり得ないことだったから、本人以外が勘ぐるのは当然だ。
おかしい、どうしたんだ、ソジンの突然のこの変化は・・・と。
秘書が「会長が心配されていますから、私には正確に話してください。」と心配顔で言うので、ソジンはここ数日の自分の心境の変化を説明する。
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ソジンは「良くしてやったら、皆がロビンなのか!」と食ってかかるが、他人に良くしてあげたからロビンっぽいと感じさせたのではなくて、他人を信用して自分の心を開き、自分の思いや感情を切々と語れるようになったこと、それも感謝の感情を。その変化が秘書にロビンっぽいと感じさせたのだろう。
ここでは、ソジンはまだ自分が変わりつつあることに気がついていない。
しかし、彼の発する言葉の端々に変化がにじみ出てしまうのだ。(苦笑)
(ソ)イヤ、俺はそんな事は言っていないぞ。