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ステロイド剤と2人3脚の全身性エリテマトーデス(SLE)患者の " 猪突猛進、横道うろうろ "人生備忘録:落ちこぼれクリスチャンが心を入れ替えて(- -;)学ぶ日々の「御言葉」と、スペイン語の勉強、SLEの病状などの日々のささやかな記録・・・というのが当初の自己紹介でしたが、今は、単に「日々生きて、夢中になった事ごとの記録」(((^^;)


by dande550213
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なだいなだ氏の「信じることと、疑うこと」


なだいなだ氏の『信じることと、疑うこと』(1996年)の解説より

今あるぼくたちの社会は、疑うことによって成り立ってきた。偉い人のいったことだから信じよう、身内のいうことだから信じよう、テレビの言うことだから信じよう、などという判断をやめ、自分の目で確かめてみる。自分の判断力で、ニュースの真実性をバランスにかける。ともかく、すべてを自分の責任と引き受け、そして行動する。こうした覚悟の上に作られてきたのである。嘘のない、正直者だけの社会なんて、夢のようなことを望むより、いくらでも嘘つきはいてもよろしい。しかし、こちらだって、簡単には騙されない。そういう現実主義で、あるがままの社会を認めよう。こういう暗黙の約束の上に、ぼくたちの社会は成り立っているのだ。


『信じることと、疑うこと』の文章が『いま、人間として』に掲載されていたのは、1982年頃だという。当時の社会に警鐘を鳴らしたくて執筆されたそうだが、思ったほどの反響は得られなかった、時期が早過ぎたのだろう、と文庫版のあとがきに書かれている。

この本の出版から30年以上が経過しているが、相変わらず、簡単にだまされる人が後をたたない。「いったい何を信じたらいいの」という非難と嘆きの声が巷に渦巻いている。

しかし、氏は言う。

一見この無邪気な人たちも有罪なのである。彼らあるいは彼女らは、信じるという意味を知らない。信じるのは、この人となら地獄に墜ちても悔いはない、という気持ちを抱くことだ。裏切られたくないのなら、自分の力で、徹底的に疑うべきなのだ


氏の文章はまだITの発展とは無関係の時代だったが、今は、より簡単に人々が「玉石混交のネット情報」に接する環境に投げ込まれた「より危険な時代」に突入してしまった。

専門家だと自称して、まことしやかに解説を加えているブログもある。私のこの記録庫のように、まるで専門家気取りで、まことしやかに意見を述べているブログなどもあって、あやしい情報発信源は星の数ほど。要注意。(((^^;)

それらの中から、自分に必要な情報を探し出すには、たぶん、自分の中で「ある種の原則」を立てなければならないだろうと思う。

得たい情報の種類によって探し求める情報源は違うけれど、基本的には自分でたてた情報源のランク付けに従って、情報の信用度をはかり、後は自分で考えて判断するしかないと思う。

大事なのは、他人の情報を鵜呑みにしないこと。

間違っていてもいいから、先ず、自分で考えることが大切ではないかと思うのだが、これじゃ、あまりにも当たり前すぎるかな?
by dande550213 | 2015-07-04 15:01 | | Comments(0)