窓から見える文化住宅。
このうち、より古い方の文化住宅が来年2月に取り壊されて、ワンルームマンションに建て替えられるという。
古い方の文化住宅は3棟あって、トイレは汲み取り式なので、こちら方面の窓を開けると、その匂いがひどい。特に雨の日に匂いが強く、我が家にその匂いが侵入?してくるので、この文化住宅に面している方角の窓は開けることがない。
10年ほど前に、ここに越してきた時は、古い文化住宅からもにぎやかな家族の会話が聞こえていたが、次第に人声が遠のいて、今は住む人もほとんどいないようだ。
昔、市の中心部の交通至便な地に建てられた文化住宅が今、あちこちでマンションに建て替えられている。そうなると、少し前に建てられた中心部から少し離れた山側のマンションから移り住む人が増えているのか、山側のマンションに空き部屋が増えているのではないかと、教会のトラクトを配布していて、そう感じている。
我が家の3階ベランダからこの古い文化住宅側の景色を眺めるのが好きだった。
こちらから夕日の沈むのがきれいに見えるのだ。我が家から遠くまで見渡せるのは、こちらからだけだった。
新築マンションが建てば、匂いからは解放されるが、河内平野の遠景を眺めることもできなくなるだろう。
時の流れを感じる今日この頃。