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ダビデ王が神の箱を首都エルサレムに運び入れようとした時のできごと。
本来ならば、神の箱はレビ族のケハテの子孫が箱に触れないようにしてかつぎ棒で運ぶ定めになっている(※民数記4章15節)のに、ダビデは神の箱を車に乗せてウザとアヒヨに運ばせた。それがそもそもの誤りのもと。
そう考えると、罪はダビデにあるのに、その結果打たれたのはウザであることが不公平のように思われる。牛がつまずいて神の箱がひっくり返りそうになったので、ウザは神の箱に手を差し伸べただけであろう。人間的な考えで、良かれと思ってしたことが神の怒りをかったのだが、こういうとき、いつも悩む。なぜ、神は罰せられるのかと・・・。
ただ手をこまねいて、神聖な神の箱がひっくり返って土の上に落ちてしまうにまかせておけば良かったのか。そうすれば、ウザは打たれるようなことはなかったのかと。
※4:15 アロンとその子らが、宿営の移動に当たって、聖所とそのすべての聖なる祭具を覆い終わった後、ケハトの子らが来て運搬に取りかかる。彼らが聖なるものに触れて死を招くことがあってはならない。臨在の幕屋からケハトの子らが運ぶべきものはこれらのものである。