だから、携帯からスマートフォンに変わる時に望んだことは、ローマ字入力と検索・情報収集だけだった。
後は、カメラ・ボイスレコーダー・カレンダー・メモ・アラーム・動画・音楽....
これぐらいしか使わないから、本当は携帯のままでも良かったのだけれど、携帯のテンキー入力からどうしても逃れたかったので、スマートフォンに変わったのだった。
ローマ字入力に関しては、ソフトウェアキーボードだけで何ら不便はないことがわかった。ハードウェアキーボードの方が入力ミスは少ないが、さりとてハードウェアキーボードが無ければ困るというほどでもない。
検索・情報収集に関してはネット接続が必要で、パケット料金をできるだけ節約するためのWi-fi接続ができることがスマートフォンの大きな利点だと思った。
しかし、実際に使ってみると、節約するために一生懸命無料Wi-fi接続したところで、パケット料金は恐らく半月ぐらいでパケホーダイ・ダブルの定額上限に達するだろうと思われるから、早4日目で、少しでも安いパケホーダイ・フラットに来月からの変更予約をした。
私の3日間のFOMAパケット通信量合計は概算で以下の通り。
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3日間の合計パケット通信量11,000パケット
ご利用日パケット通信量当日(2011年9月4日)1,000パケット
前日(2011年9月3日)9,000パケット
前々日(2011年9月2日)1,000パケット
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71,250パケット以上で上限額5,985円になるのだから、3日間で11,000パケットを単純に計算すれば1ヶ月では110,000パケットになり、上限額5,985円を請求されることになる。
なぜ、こんなに使うつもりがなくても使ってしまうのかというと、Wi-fi接続が優先されるといっても、無線なので有線のように接続が固定されるわけではなく、スマートフォンをほんの少しでも使わないでいると、Wi-fi接続が切れて、自動的にパケット接続に切り替わるからだ。
この現象は、もしかしたら、家のブローバンドルータが6年前のもので、無線機能が古いせいかもしれない。なぜなら、家のルータからのWi-fi接続は一端切断すると、再度接続する時はルータをリセットしないと接続できない。ルータの製造会社に問い合わせしてみると、古い機種なので、それは仕方がないと言われた。最新のルータに変えれば、「ほんの少しでも使わないでいると、Wi-fi接続が切れる」ということは無いのかもしれないと思うが、実際はどうなんだろう?他所でWi-fi接続したことがまだないから、わからない。
Wi-fi接続が切れていることに気がつかず、うっかり読み込みを始めるとパケット接続が動き出して、あわててオフラインにすることが何度かあった。
パケット接続が自動で動き出さないように、手動でspモードのON/OFFを切り替えようと思ったが、それはできない設定になっている。spモードは一時的にも外せない設定になっているようで、Wi-fi接続している時も、通常のパケットメールは受信できる。
スマートフォンにはGmail送受信がついているので、これを使うことにして、docomoのメールアドレスを今後は使わないと決めれば、spモードは解約できると思うのだが、このスマートフォンからのGmail発信が、PCからのメールと同じ扱いになるなら、私の知人の何人かはGmail受信ができない。
初期設定で「PCからのメールは受信しない」になっているのを知らなかったり、受信できるように設定を変えてほしいと頼んでも設定変更の方法を知らない人がけっこう多い。だから、こういう人たちとは、私は相手からの携帯メールを携帯で受信できるけれど、私のPCから彼女たちへのメール送信はできなかった。
だからスマートフォンでも今までと変わりなくメールの送受信をするために、spモードを契約せざると得なかった。
しかし、spモードがこちらが私の許可無く動き出すから、思わぬパケット通信が発生することになる。
docomoショップで、「spモードを契約しないとネットはできないし、メールもできなくなりますよ。」と脅されたが、本当にそうなるのか試してみたい気もする。