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ステロイド剤と2人3脚の全身性エリテマトーデス(SLE)患者の " 猪突猛進、横道うろうろ "人生備忘録:落ちこぼれクリスチャンが心を入れ替えて(- -;)学ぶ日々の「御言葉」と、スペイン語の勉強、SLEの病状などの日々のささやかな記録・・・というのが当初の自己紹介でしたが、今は、単に「日々生きて、夢中になった事ごとの記録」(((^^;)


by dande550213
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実家の介護バランスが崩れつつある


母に支えられていた実家の介護のバランスが崩れつつある。

5月に父が転んで怪我をした。幸い、骨折はしなかったが、一晩入院して手の傷口を縫ったそうだ。しかし、これをきっかけに、父がまた夜一人で排尿できなくなり、母が一晩に4、5回の排尿のつど起こされるようになった。

もともと父はパーキンソン症候群と心筋梗塞を患っているので、今までに何回も夜の排尿が一人でできなくなっていたが、その都度、それなりにできるように回復していた。父の強い意志のおかげだが、今回のケガですっかり体力が落ち、傷口がなかなか治らないことで父も少し弱気になりかかっている。

暇を持て余した父の考えることは、自分の体調のことばかりで、前にも増して、些細なことでも病院通いに励むようになった。父も心配なのだろう・・・その気持はよくわかるが、「夜中を何回も起こされ、睡眠不足の状態で昼間は病院通いについて行き・・・」で、母の体力と気力が消耗して、私に「病院通いを止めて欲しい!」と連絡が入ったのが、先週半ば。

帰省の予定を1週間早めて、急遽、一昨日、礼拝を終えてから帰省した。

山陰線山家駅を降りて、上林行きのあやバスを待っている間に、雷が鳴り、どしゃ降りの雨が降り出した。バス停から屋根のある近所の軒下に避難したが、吹き込む雨にグッショリ濡れてしまった。

家の近くの停留所を降りると、杖をついた母が傘をさして私を待っていた。父が「傘を持って停留所まで迎えに行け」と言ってきかないのだそうだ。「この梅雨時に、傘を持たないで出かけける大人がどこにいるの!」と、父母に言っても無駄。いつまでたっても子供扱い。(^ー^;)

「足腰が弱って、座敷机のような大きなこたつが閉まえない」というので、早速、夏用に変えて、こたつ布団カバーや敷物を洗濯する。実家は、ドラム式の全自動洗濯機だが、母は大物の洗濯にそれをうまく使いこなせない。居間にはこれまた、うちの2倍以上もある新しい大きなテレビが鎮座していたが、父がデジタルとアナログの切り替えを上手く使いこなせず弱り果てている。齢をとると、新しい方式の新しい機械が使いこなせない。他人事ではない。明日は我が身だ。

母の布団を隣の部屋に移してやると、母は余程眠たかったのだろう・・・夜の7時前にはもう寝てしまった。
8時過ぎに父も寝るというので、母のベッドに代わりに寝る。11時半、2時半、4時半、5時半の4回、排尿に起きようと電気をつけるので、その世話をする。父はその後、すぐイビキをかいて眠るが、元々眠りの浅い私は一睡もできない。父の夜の世話の時はいつもそうだから、最初から眠ることは諦めている。一晩だけなら我慢もできるが、これが毎晩続くとなったら、もう体がもたないだろう。

父の体が不自由になり、母が介護を担うようになってからこの夏で3年目を迎えた。やはり・・・というか、当然母が一番大きな負担を強いられて、一気に年老いた。母も元々健康体ではない。糖尿病と高血圧を患っている。つい最近では膝が痛くなり、杖をつくようになった。訪問介護やショートステイを利用しているが、田舎ではいろいろと陰口をたたく人も居て、他人の評価が気になってアレコレ思い悩むタイプの母は、自分で全部世話をしていないことに後ろめたさを感じている。「介護の当事者ではない他人がどう言おうと、ほっておいたらいい」とアドバイスしても、齢をとった母が自分の性格を今更変えることはできないようで、田舎に帰る度に、いつも同じ愚痴を聞かされる。

しかし、今回はもうニッチもサッチも行かないところまで追い詰められたような気がする。

母は「しかたがないから、倒れるまで看る」というが、母が父の寿命より先に倒れてしまったら、すべてはご破算になるので、そんな事態に陥らないように何とか対策を打たなければならない。

母の夜の介護回数を減らすための対策は、3つ考えられる。
1.子どもが代わりに介護する回数を増やす。
2.父のショートステイの回数を増やす。
3.夜の排尿の世話をしなくてもよい方法にする。

私たちは3人兄弟だが、介護手伝いで帰省するのは私と弟の二人だけ。妹は子どももいないし、仕事もしていないのに、以前からなぜか帰らないし、介護には加わってくれない(^ー^;)。弟と私は、互いに月1回重複しないようにして帰省しているが、弟は恐らく増やすことはできないと思われるから、今後は私が月2回か、2ヶ月に3回に増やさなければならないだろう。ちなみに、弟のお嫁さんも一度も介護には加わってくれない。彼女も夫の実家にはほとんど来ない(^ー^;)

ショートステイの回数を、今の2回から4回に増やす場合の父の気持ちを聞いてみたら、他のことは我慢するが、ショートステイを今以上に増やすのは絶対イヤだと言う。なぜ、そんなにイヤなのかと聞くと、父にとってショートステイは、ゲッソリ痩せるほどシンドイ所なのだそうだ。

「じゃ、お父さん、後はお母さんが夜の排尿の世話をしなくてもよい方法、例えば、おむつをするとか、排尿パッドを当てるとかして、その中にする方法、そういう方法で週に1回はお母さんが起きなくてもよい方法を考えてみてくれる?」と聞くと、その方法を考えてみると、初めて了承してくれたので、このやり方の検討に入ることに決めた上で、帰阪した。

帰省する前は、父は内科へ診察に行くと言っていたのに、前日の夜になって眼科へも行くと言い出した。当日、病院で診察手続きをしていると、父は皮膚科へも行くと言い出し、結局3科も巡ることになった。

行く前からわかっていたことだが、どの科でもたいしたことはなくて、老人性の症状だから、付き合っていくよりしょうが無いとの診立て。これで父が納得してくれると良いのだが。
Commented by ihavesevencats at 2010-06-23 14:30
大変なことと思います。
ご両親も辛いし、子どもも辛い。なんとか明るく過ごしたいから、世の中には介護グッズや介護に関する講演会がいっぱいあるのですね。
お父さまのお気持ちも分かるし、お母さまの疲れも労わってさしあげなければならないし。
その中でも、お父さまがオムツを了承してくださったのは、本当に良かったですね。絶対に嫌がる方もおられますものね。
dandeさんも健康が守られて、ご両親のことを看られますように。
Commented by dande550213 at 2010-06-24 13:02
いえねこさま、コメントをありがとうございます。
義父母の時と違って、実父母の介護はどうしても感情が先走ってしまいますね。(^-^)
自己満足の介護に陥らないように気をつけなければ・・・と、念じています。
by dande550213 | 2010-06-22 12:04 | 両親介護 | Comments(2)